コンデンサ(Capacitor)

1.コンデンサとは? コンデンサは電気を蓄えたり放出したりする電子部品です。直流を通さないで絶縁するはたらきもあります。電子回路では必ず使うと言って良いほど、電子機器に欠かせない部品です。   2.主な機能 (1)電圧を安定させる :充電や放電を行うことで、電圧の変化を吸収します。 (2)ノイズを取り除く :電気の通り道で、余計なノイズを横道にそらします。 (3)信号を取り出す:直流はさえぎり、周波数で信号をより分けます。 3.主な種類 コンデンサの種類としては、大きく、アルミ電解コンデンサ、積層セラミックコンデンサ、タンタルコンデンサの3つに分類されます。それぞれ、使用される誘電体の性質により、以下のような特徴があります。   種類 アルミ電解コンデンサ 積層セラミックコンデンサ タンタルコンデンサ 誘電体 酸化アルミニウム 各種セラミック 五酸化タンタル 使用電圧 4~400V 6.3~250V 2.5~50V 静電容量 47~10000μF 0.001~100μF 0.47~1000μF 長所 耐圧・容量の品種豊富…

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プリント基板への表面処理の種類と比較

2019/8/8 追記更新 —  OSP・ENIG・HASL・HASL(LF)の画像紹介 表面処理とは? 銅が露出ランド部分はこのまま放置すると、一週間ぐらい経ってランド表面は酸化してしまい、はんだ濡れ性は低下して、使えなくなります。ランドに施す表面処理は酸化反応を防止することができます。 プリント回路基板(PCB)の表面処理の種類が多くあります。基板の用途、あるいは自分の意図に応じて表面処理を選択します。 表面処理の比較:   1.熱風半田レベラー(HASL) HASLは表面処理で最も一般的に使われています。 現在、HASLは2タイプがあります。有鉛半田レベラーと鉛フリー半田レベラーです。 定義 適用場合 プリント基板を溶融したはんだに浸せき塗布し、余分なはんだを熱風で吹き飛ばして仕上げる最も一般的な基板表面処理です。 通常は鉛入りハンダ処理とも呼ばれています。 1.表面の平滑度が良くないため、手作業で実装するのはお勧めです。2.スルーホール内壁にはんだは付いていますので、穴径は実際データの指定値より小さいです。3.部品サイズは小さい場合、 ENIGまたは水溶性プリフラックスをご利用ください。 2.OSP:水溶性プリフラックス 定義 適用場合 銅箔の表面に防錆成分を化学的に吸着させて、水溶性プリフラックスを塗布し、いわゆる防錆処理です 1.複数リフローするのは危険です。基板は使えなくなるかもしれません。 2.保管期間は短く、開封後24時間内使ってください。 3.表面の平滑度とはんだ付け性はHASLより優れます。   3.無電解銀メッキ 無電解銀メッキはより良い表面処理の製法です。   定義…

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